夏の甲子園、外野席を有料化へ 清宮フィーバーが契機 事故防止が狙い
日本高野連は24日、今夏の第100回全国高校野球選手権記念大会(8月5日開幕、甲子園)から外野席を有料化し、中央特別席は全席前売りの指定席とすることを発表した。夏の選手権限定の措置で、センバツは従来通りとなる。
夏の甲子園は早実・清宮(現日本ハム)が1年時の2015年以降、観客数、特に開門前の来場者が増加。特に外野席外周は混雑しており、事故防止のために外野席を有料化した。料金は未定だが、500円程度に設定される見込み。バックネット裏の中央特別席入場券の全席前売り・指定化は、遠隔地のファンも購入しやすいよう配慮。一日通し券で、試合ごとの入れ替えは行わない。料金、販売方法は今後検討される。
外野席の有料化による新たな収益は「高校野球200年構想」の事業費用として野球振興などに充てる。