花巻東、大阪桐蔭に敗れた大谷先輩の借りを返す!エース西舘「2回負けない」
「選抜高校野球大会選考委員会」(26日、オーバルホール)
6年ぶり3度目の出場が決まった花巻東(岩手)は、最速140キロ超右腕・西舘勇陽投手(1年)が偉大な先輩に代わり、大阪桐蔭へ雪辱を誓った。
大谷翔平(エンゼルス)を擁しての前回出場時の12年は、優勝した藤浪晋太郎(阪神)らの大阪桐蔭に初戦敗退。「翔平さんのときは負けているので。当たったときは同じチームに2回負けないようにしたいです」と気合は十分だ。
下級生ながら、秋は左腕・田中大樹(2年)とWエースで東北大会準優勝に貢献した。菊池雄星(西武)、大谷に次ぐ、チーム史上3人目の1年夏からベンチ入りした投手でもある西舘。入学時から存在感を放っている。
秋から身長は2センチ伸び184センチ、体重は約5キロ増で76キロと成長真っ最中だ。佐々木洋監督(42)も「体がしっかりできてきているので楽しみ」と、センバツに向けて期待は大きい。「投手陣の軸になれるように頑張りたいです」と西舘。大エースの系譜を継ぐ右腕が、V候補大本命を倒して聖地の主役に躍り出る。