日本ハム・ドラ1清宮「メジャーはすごい」 美しいグラウンド、最新鋭の器具に感激
日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が28日(日本時間29日)、チームとともにキャンプ地の米アリゾナ州スコッツデールに入った。フェニックス空港に到着後、使用する大リーグ・ダイヤモンドバックスの施設を見学。将来のメジャー挑戦を夢見る18歳は美しい球場に感銘を受けた。
青い空に映える緑の芝と整えられた土。清宮はアリゾナの空気を胸一杯に吸い込み、ボールパークを目に焼き付けた。「どれもすごくきれいで。メジャーの施設はすごいなと思いました」。ここが将来、自分が目指すべき場所に間違いない。脳裏に深く刻み込み、ゆっくりと歩を進めた。
「こういう環境に慣れることが大事かなと思うので。そういうところから徐々に進めていって、まずは体の状態をいいところまで上げられればと思います」
空港到着後、バスに乗って「ソルト・リバー・フィールズ・アット・トーキング・スティック」に向かった。現地に着くと関係者に案内されて施設の中へ。グラウンドの美しさに加え、最新鋭の器具がそろうウエートトレーニング場にも目を奪われた。最高の場所でプロとしてのスタートを切る。
新人合同自主トレ中に痛めた右手親指の不安もほぼない。谷ヘッドトレーナーは「上げていく段階にきている。痛みもない」と説明。ティー打撃では問題は見られず、フリー打撃再開にも支障がないレベルにまで回復している。早ければ29日(日本時間30日)からの1軍キャンプメンバーによる合同自主トレで再開し、2月1日のキャンプインへ備える。
これまでヤンキースタジアムやドジャースタジアムの土を踏み、メジャーへの憧れを強くした。心身ともに成長した今でも、当時の志はぶれていない。「(機内では)あまり寝てないですけど、眠くはないですよ」。野球人としての血が騒ぐ。澄んだ瞳で見た光景は清宮の力となった。