ロッテ・安田 フルスイングで“三振デビュー”「プロと高校の投手は全然違う」
「ロッテ春季キャンプ」(2日、石垣島)
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手=(18)=が2日、フルスイングでの“三振デビュー”を飾った。
力強く振り抜いた。だが、ボールはストンと落ちて、バットは空を切ってしまった。
「プロと高校の投手は全然違う」。プロの洗礼に唇をかんだ。
キャンプ2日目から始まったシート打撃。初の対戦相手は有吉だった。昨季、新人ながら53試合に登板して2勝をマークしている。
無死二、三塁。カウント1-1の状況設定。ストライクを見逃し、最後はフォークにやられた。
「緊張して待ちの姿勢になった」と振り返り、こう続けた。
「プロの投手は甘い球はこない。自分のスイングができる球が来たら振る。ボールの見極めとタイミングが大事です」。次の打席は種市の前に一ゴロ。全力で一塁に走った。
フリー打撃では82スイングで7本のサク越えを見せた。「これからどんどんバットを振っていきます」。プロの洗礼は受けても将来の4番候補らしいデビューとなった。