楽天・日本一“ヨシ流”第1クールは変化球封印
「楽天春季キャンプ」(2日、久米島)
楽天・佐藤義則投手コーチ(63)が2日、今キャンプ第1クールで1、2軍投手陣全員に「変化球封印」の指示を出していることが2日、分かった。まずしっかり腕を振らせることがその狙い。13年に楽天、昨年はソフトバンクの日本一に貢献した佐藤コーチが、古巣復帰とともに“ヨシ流”で改革に乗り出した。
活気づくブルペン。投手という投手が、オール直球だ。「まずは真っすぐだよ。強く腕を振ることが大事だからね。変化球はいつでも投げられるし、6~7割の力でいいんだから」と佐藤コーチ。ソフトバンクでも同様の指導を行った。
楽天投手陣は若手が多く、腕を全力で振ることの大切さを教えたいという。2年目の藤平は「自分はまだフォーム固めが大事。やはりストレートを投げることでフォームが固まる」と納得の様子だった。
変化球の解禁は第2クールからの予定。2014年以来4年ぶりに楽天に帰ってきた名伯楽が独自の方針で盤石投手陣をつくり上げる。