元虎戦士・赤星氏 星野氏から「お前はタイガースの男だ」
1月4日に膵臓(すいぞう)がんのため亡くなった星野仙一氏の追悼番組「あすリートPlus さらば闘将~星野仙一が伝えたかったこと~」が4日、読売テレビで放送され、03年の優勝メンバーだった赤星憲広氏が星野氏から「お前はタイガースの男だ」と言われたエピソードを明かした。
番組ナビゲーターのますだおかだ・増田英彦から「星野さんに楽天のコーチを言われたことがあるのでは」と尋ねられた赤星氏は「その話をされたことはあります」と真剣な顔つきで回想を始めた。
「コーチ」話が出たのは、星野氏が楽天監督に就任後、球場を訪れた際だったといい、監督室で「本当だったらお前を呼びたいんだけどな。でも、絶対にオレは呼べない。オレはそうしてはいけない。『お前はタイガースの男だ』」と直々に伝えられたという。
星野氏の言葉は赤星氏に強く刻まれたようで「あの監督に、そう言われたのは心に残っています。僕の中ではオヤジです」と感慨深げだった。
赤星氏は中日の地元・愛知県出身で、星野氏が中日監督を務めていた時代に「ベンチの姿を見て熱くなって、球場に行くようになった」と小学生当時の思い出も披露していた。