稲葉監督がオリックス若手に期待 吉田正&ドラ1田嶋よ、東京五輪の星に
「オリックス春季キャンプ」(4日、清武)
侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が4日、宮崎市のオリックスキャンプを視察。未来の侍ジャパン候補として腰の手術明けで2軍スタートの吉田正尚外野手(24)とドラフト1位・田嶋大樹投手(21)=JR東日本=の今季の奮起を期待した。
西、近藤、黒木、山岡の名前を挙げながら話していた稲葉監督のトーンが上がった。
「吉田選手は今後見ていきたい選手。若いときに日の丸を背負ってトッププレーヤーとやらせたい」
また、ブルペンでは時間を延長して田嶋を見た。「非常に力強い球を低めに投げていた。アジアは左打者が多い。左の先発としてきてもらえるとありがたい」と絶賛した。
ともに3月の強化試合・オーストラリア戦への招集は現実的ではないが、近い将来、2020年の東京五輪の星になり得る素材と認めた。
吉田正が「1年通して出ること。まずはそこからです」と慎重に言葉を選べば、田嶋は「野球をやる以上は日の丸を背負ってやりたい。東京五輪も視野に入れています」と力強く話していた。