日本ハム・ドラ1清宮を見たい Dバックスが打撃練習視察へ
右手親指痛からの復帰を目指す日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=の打撃練習再開時に、米大リーグ・ダイヤモンドバックスの関係者がネット裏に集結する可能性があることが4日(日本時間5日)、分かった。同球団は将来の大リーガー候補の動向を高校時代からチェック。キャンプ休日のこの日はNBA観戦などで英気を養った清宮は、10日(同11日)からの第3クールでバットを握る見通しだ。
メジャーリーガーを夢見る清宮の心意気は、米球界にも伝わっていた。世代屈指のポテンシャル、野球を愛するマインドも大きな評価ポイント。ダイヤモンドバックスの関係者が明かす。
「打撃練習をすると分かれば、みんな見に来るかもしれません」
右手親指痛のため第1クールは全ての打撃練習を回避。5日からの第2クールでも別メニューを継続し、再開は10日からの第3クール中になる見通しだ。清宮は復活へ「落ち込んでいません。これからです」と並々ならぬ闘志を燃やしている。
同関係者は「昨年のU-18で、カナダで試合をやって活躍しましたよね。チームの中で知っている人はいると思います」と既に“KIYOMIYA”の名が知れ渡っていると証言。清宮は高校日本代表として出場した昨年9月のU-18W杯(カナダ・サンダーベイ)の2次リーグ・カナダ戦で、高校通算111号となる中越え本塁打。抜きんでたパワーで世界を驚かせた。
ダイヤモンドバックスはオフにオリックスからFA宣言した平野を獲得し、エンゼルス大谷の争奪戦にも加わるなど、これまでも日本選手に高い関心を示してきた。日本ハムは今年から同球団の施設でキャンプを行い、元ヤクルトのロブロ監督ら球団首脳が何度もグラウンドに姿を見せている。清宮が打撃練習を披露できれば、将来のメジャー入りへ近づくかもしれない。