日本ハム・斎藤佑 “甲子園Vスライダー”を解禁へ「余裕がある時に使いたい」
「日本ハム春季キャンプ」(6日、スコッツデール)
日本ハム・斎藤佑樹投手がブルペン入りし、“甲子園Vスライダー”を試投した。
46球を投げ終えた後、右腕は捕手の清水を呼び止めた。もう一度プレートに足を掛け、指先から放たれたボールは弧を描いてミットへ。「そんなに近々にほしいという球ではないんですけど、余裕がある時に使いたいですね」。使えれば、投球の幅が大きく広がる原点のスライダーだ。
2006年、早稲田実業を初の夏の甲子園優勝に導いた斎藤佑。決勝戦引き分け再試合まで戦い抜く原動力になったのが、勝負球のスライダーだった。ここ最近は感覚が悪く、封印していたという。
「ずっと投げていたボールなので。フォームが安定してくれば、また投げられるようになると思っています」。10日の韓国・KT戦(スコッツデール)では、2イニングに登板予定。まずは快投を披露し、一気に開幕ローテ入りへ突っ走る。