ノムさん 大敗に「つまらなかった」 13分間ぼやき続ける
「OB戦、巨人11-3ホークス」(10日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)
大敗したホークスOBの野村克也総監督(82)は、お約束の?ぼやきを繰り出した。「小さな祭りじゃ。参加することに意義がある試合。見ての通り、試合はつまらなかった」と負け惜しみ気味に試合を振り返った。
巨人は南海での現役時代から「ジャイアンツという名前を聞いただけで劣等感を感じていた」と振り返るほど意識してきた球団。この日のOB戦は宮崎キャンプ60年と銘打った巨人の主催で、雨の中でも観客が集まる盛況ぶりに「人気だけは大したもの。いつになっても巨人人気はすごい」と持ち上げた。
試合前には王、長嶋両氏がそろって自身の控室を訪れた。「よろしくって言っただけだよ」と、会話の内容を多くは語らなかったが「大したもん。こんだけの年月がたってもプロ野球を支えている」とONを称えた。約13分間もぼやき続けたが、最後は「久しぶりにいろんな人に会えて楽しかった」と笑顔だった。