「楽天春季キャンプ」（１０日、久米島）

　楽天のドラフト６位・西巻賢二内野手（１８）＝仙台育英＝が１０日、初の実戦形式となるシート打撃で３打数２安打。高卒ルーキーとは思えない存在感を見せた。

　西巻は先頭でドラフト１位・近藤（岡山商大）の直球をとらえると、打球は左中間を割り一気に三塁を陥れた。３打席目は高梨の内角直球を詰まらせながらも左翼線に運び「インコースのボールに反応できた。しっかり振った結果」と手応えをにじませた。

　武器の守備だけでなく打撃、走塁でもアピール。視察した西武・亀井スコアラーは「本当に高校生？おととし茂木を初めて見たときと同じくらいのインパクト」と舌を巻いた。１３日からの沖縄・金武町キャンプへの帯同も決定。日本ハム・清宮ら同じ高卒新人が話題だが、負けず劣らずの実力を示す。