オリックスドラ3福田定位置獲りアピール打 169センチ小兵、即戦力の期待
「オリックス紅白戦、白組5-2紅組」(11日、SOKKENスタジアム)
オリックスのドラフト3位・福田周平内野手(25)=NTT東日本=が11日、初の紅白戦に出場。適時打を放つなどレギュラー獲りへアピールした。
五回1死一、三塁の場面。鈴木優の2球目を捉えると打球は一、二塁間を抜ける適時打となった。「ファーストストライクからいけて、仕留められた」と振り返った。安打だけではない。第1打席は四球。第2打席は左飛に倒れながらも、10球を投げさせる粘りを見せた。それでも福良監督は「これくらいやってもらわないと困る。そういう目で見ています」と当然といった表情で話した。
即戦力の期待があるからこそだ。昨年の都市対抗では橋戸賞(MVP)を獲得。正遊撃手の安達が潰瘍性大腸炎のため体調に不安があるため、代われる選手として指名された。
福田自身もそのつもりだ。「レギュラーシーズンまでまだ50日ある。いろいろ試したい」とどん欲な姿勢を示した。明大では阪神・糸原と同期。169センチの小兵は負けじとアピールを続ける。