ヤクルト・石川ベテランの味 スライダーで青木うならせた
「ヤクルト春季キャンプ」(14日、浦添)
ヤクルト・石川雅規投手(38)が14日、今キャンプ初の打撃投手でベテランの味を披露した。青木とバレンティンに計59球。バレ砲に2本の柵越えを浴びたが、ファウルを奪う球も多く「バランスよく投げることを意識した。ああいう打者に投げられたのはよかった」と納得した。
メジャー帰りの青木もうなった。「ボールがピュッと来ていた。スライダーが横滑りですごく切れていた」と証言。手首を立てる昨秋からの取り組みが形に表れつつある。
小川監督は「今の時期にあれだけのボールが投げられるのは順調。期待が持てる」と評価した。昨季は4勝14敗と苦しんだ左腕。ブルペンでも16球を投じて感覚を確認すると「これからは球数を落として実戦に入っていく」と手応えを口にした。