日本ハムドラ1清宮、稲葉監督から金言 「将来こっちで」刺激的アリゾナC打ち上げ

 「日本ハム春季キャンプ」(14日、スコッツデール)

 日本ハムは14日(日本時間15日)、米国での1次キャンプを打ち上げた。右手親指痛で一部別メニューを続けるドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=は、侍ジャパン・稲葉篤紀監督(45)から金言を授かったと告白。チームと共に深夜発のチャーター機で、2次キャンプ地の沖縄に向かった。

 アリゾナで過ごす最後の日も、清宮は多くの時間をフィールディング練習に費やした。おなじみとなった金子内野守備走塁コーチの個人レッスン。だが、一つ一つの動きは初日と比べてはるかに違う。プロ野球選手として着実に前進していた。

 10日に再開した打撃練習は、最終的にティー打撃まで進んだ。この日は正面からトスを上げてもらい21球を打った。「自然に振れていると思います」。ゼロからのスタートも終わってみれば収穫ばかり。金言を授かり、自信と勇気も得た。

 前日13日の練習後、視察に訪れていた侍ジャパン・稲葉監督から送られたメッセージ。「今やっている守備も走塁も、日本の野球において大事なこと。無駄じゃないと思って頑張ってほしい」。日の丸を背負う指揮官として、日本ハムの大先輩として伝えたかった野球人の心構えだ。

 打つだけでは世界で勝てない。守って走れる選手が侍にふさわしい。20年東京五輪を見据えたエールに、背番号21の心が揺さぶられた。球場を出る前、清宮はあらためて胸に抱く大きな夢を語った。

 「将来こっちでやりたいと思っている身としては、本当に刺激的だったなあと。やっぱり、こっちでやりたいなあと思いました」

 アリゾナでのキャンプを振り返り、最も印象的なことを問われると「守備」と答えた。満足にバットを握れなかったことが弱点克服のきっかけになり、怪物は成長した。「沖縄に行ったらペースも上がって、外でも打つと思います」。いよいよ進撃が始まる。

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