日本ハム・ドラ1清宮、金本監督から激熱エール「感動しました」

 「練習試合、阪神0-0日本ハム」(18日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が18日、阪神・金本知憲監督(49)から激熱エールを送られた。NPB球団との初対戦となったこの日は、八回の一塁守備から途中出場。多くの虎ファンからも声援を送られ、忘れられない一日となった。

 鉄人監督へ、感謝の気持ちを伝えたい-。試合前、清宮が向かったのは金本監督の元だった。ドラフト1位指名への感謝、また野球人としての尊敬の念。「大きいな」と虎将から褒められると、清宮は「いやいや、そんなことはないですよ」と恐縮気味。憧れのレジェンドと同じ時間を過ごし、感銘を受けた。

 「思ったより笑顔で話してくれました。小さい頃から見ていた方だったので。すごい体もがっちりしていましたし、感動しました」

 金本監督の心も揺さぶられていた。自身もほれ込んだ逸材だけに「体を触ったけど、いい筋肉をしてたよ。厚みもあるし、バネもある。楽しみですね。いい選手になる」とエール。試合で守備機会はなかったが、清宮は明るく元気よく普段通りのプレーを実行。指揮官の前で感謝の思いを表現した。

 午前中は、名護市のあけみおSKYドームで汗を流した。打撃練習は前日と同様、約10メートルの距離で上から投げるボールを41スイング。「(力は)8割くらいですかね。昨日(17日)よりはいい感じで振れたと思います」と手応えもバッチリだ。

 フルパワーを解き放つまであと少し。怪物は「段階を上げていかないといけない」と気合十分に、前進する。

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