カープ西川、侍の一員に 昨秋のベストナイン自信にフル代表でもアピール
オーストラリア代表と行う3月の強化試合「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」に出場する野球日本代表のメンバーが20日、発表された。広島からは先行発表されていた菊池涼介内野手(27)に加え、新たに西川龍馬内野手(23)と田中広輔内野手(28)が選ばれた。西川は昨年11月のアジアCSにも出場し、ベストナインを獲得する活躍で優勝に貢献。初のフル代表でもアピールしていく決意を示した。
自然と表情が引き締まった。昨年11月に続く日の丸のユニホームだが、今回は初のフル代表。西川は「本当に僕でいいのかな」と偽らざる本音とともに「選んでもらった以上はその期待に応えたい」と闘志を燃やした。
アピールしたい部分を問われると「打つ方ですね。去年同様、自分の持ってるものをしっかり出したい」と胸を張った。
アジアCSでは11打数7安打、打率・636で首位打者を獲得。三塁手のベストナインにも選ばれた。持ち味の打力を今回も存分に発揮していく算段だ。2月初旬、キャンプ視察に訪れた稲葉監督も「今後、楽しみな選手」と期待を口にしていた。
24歳以下か入団3年目までの選手が対象のアジアCSとはメンバーも異なるが、菊池、田中といった普段から共に戦う仲間の存在は心強い。「やりやすさもあるのかなと思う」と実力を発揮するには申し分ない環境だ。
現在、チームでは安部らと三塁の定位置争いを繰り広げている。それでも「行ったら行ったで(代表に)集中して。切り替えていきます」と言い切った。与えられた好機で存在感を示す。その先には、2020年東京五輪代表も視界に入ってくる。