西武・増田選手会長らが社会貢献活動 栗山、炭谷、秋山、浅村に続く
西武は2日、増田達至新選手会長が今季から「社会貢献活動」を本格的にスタートすることを発表した。昨年まで栗山巧外野手、炭谷銀仁朗捕手、秋山翔吾外野手、浅村栄斗内野手の4選手だったが、増田を加え5選手がさまざまな形で社会貢献活動に取り組む。
増田は、子どもがお世話になったこともあるNICU病棟などへの支援活動を行う。すでに昨年12月にNICU病棟がある埼玉県立小児医療センターへの慰問を実施。今季は公式戦で登板した試合ごとに2万円を積み立て、シーズン終了後にNICU病棟がある2カ所の病院へ寄付・寄贈を行う。
球団を通じて「子ども2人ともNICU病棟でお世話になりました。今は元気に育っている子どもの姿を見て、そして妻との会話の中でいつかNICU病棟に支援という形で力になることができないかをずっと考えてきました。NICU病棟には小さな体で頑張っている赤ちゃん、一緒に闘いながら成長を願うご家族、スタッフの方々などがいらっしゃいます。1試合でも多くマウンドを任されるよう僕も日々一生懸命励んでいきます。そして、マウンドから皆さんに元気を与えられるような投球をしたいです」とコメントした。
また、小児がんの子どもとその家族を支援する栗山は2014年から継続している。炭谷は難病の子どもとその家族を支援、秋山はひとり親家庭の家族を招待、浅村は所沢市の知的障害児や肢体不自由児招待を実施する。炭谷と秋山は15年から、浅村は昨年からこの活動を行っている。
チームで最も長く社会貢献活動する栗山は「今シーズンも小児がんと闘っている子どもたちへの支援活動を行います。長く継続して支援することで一人でも多くの子どもたちやそのご家族に、少しでも笑顔を作ってもらうきっかけになればと願っています。1試合1試合に集中して、僕自身のプレーで感動を与えられるよう今シーズンも試合に臨みます」と球団を通じてコメントした。