日本ハム・ドラ1清宮、ライバル安田の前で涌井撃ちだ 「どんな結果であれ刺激に」
日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が2日、札幌市内で行われた「2018年 北海道日本ハムファイターズ激励会」に出席した。3日・ロッテ戦(札幌ドーム)には涌井秀章投手(31)が登板予定。同級生でライバルのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社=の前で“エース撃ち”を果たし、開幕1軍を手繰り寄せる。
目標を成し遂げるためには、乗り越えなければいけない壁がある。清宮は背筋を伸ばし、エースとの初対決を脳裏に描いた。「すごい球持ちが良くて、ボールを前で離してくる投手だと思います」。プロ通算123勝を誇る涌井。胸を借りるつもりで、勝負を挑む。
2月28日からの台湾・ラミゴ2連戦(札幌ドーム)では、2試合連続でフェンス直撃の二塁打を放った。右腕から快音を奏でられれば、自信も深まる。「楽しみですし、その中でいろんなものを吸収したいと思います」。3月3日・ロッテ戦にはスタメン出場する見通し。三度結果を出し、インパクトを残す。
そしてもう一人、清宮には注目すべき選手がいた。共に世代の中心を担い、将来を嘱望される安田。「彼もたくさん試合に出ていろんな経験を積んでいると思います。どんな結果であれ刺激になると思いますし、楽しみに彼の打席は見たいですね」。春季キャンプ中も連絡を取り合い、互いを高め合ってきた。
ライバルの存在が成長を加速させる。栗山監督も「超トップを意識して、2人が切磋琢磨(せっさたくま)して球界を引っ張っていってくれたらすごくうれしい」と期待を込めた。現状、7日・オリックス戦以降も1軍に帯同する予定。自慢のバットで、開幕1軍への道を切り開く。
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