侍・千賀、圧倒6連続K 衝撃の28球!豪州監督も脱帽「米国でもやっていける」

 「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018、日本2-0オーストラリア」(3日、ナゴヤドーム)

 剛腕が凄みを増して侍ジャパンに帰ってきた。20年東京五輪への船出の一戦で、6者連続三振の2回完全投球。衝撃の快投を披露した千賀(ソフトバンク)は「マグレが起きたなと。出来過ぎ」と笑った。

 先発を任された期待に十分過ぎるほど応えた。初回は直球、フォーク、直球で3者連続空振り三振。二回は151キロ、続けてこの日最速タイの152キロで2人を空振り三振に仕留めると、6人目は直前にファウルされた練習中のスライダーで「球場のため息が聞こえた。狙おうかなと思った」と見逃し三振を奪い、きっちり締めた。

 雪辱の思いがあった。4試合に登板して防御率0・82と活躍した昨年のWBC。しかし、準決勝の米国戦では2回5奪三振ながら決勝の1点を許し、チーム初の敗戦投手となった。「みんな勝ち星が付いて、僕だけ負けで終わっていた。この1年間、このユニホームでどうにかしたいと思っていた」。地元・愛知でのがい旋登板で、最高の結果を出した。

 同僚の東浜を「あれを先発でやられると後がキツい」と苦笑させ、オーストラリア代表のフィッシュ監督を「米国でもやっていける」と脱帽させた奪三振ショー。「そういうところで名前が出る選手でいたい」と東京五輪を見据えた背番号41が、頼もし過ぎる存在感を示した。(藤田昌央)

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