張本氏 3月の侍試合は「邪道」と批判 「何のためにこの時期にやるのか」
野球評論家の張本勲氏が4日、TBS系の情報番組「サンデーモーニング」に出演し、野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合開催について「邪道」と、開催意義に疑問を呈した。
スポーツコーナーでは前日3日とこの日、日本で行われている強化試合・豪州戦のニュースを紹介。しかし張本氏は「何のためにこの時期に試合をやるのか、よく分からない。興行が成功しているからって…。すぐに大事なペナントレースですよ。疲れるし、苦しめるようなスケジュールは組んでもらいたくない」と批判した。
司会の関口宏が「この時期にやらないとオールジャパンの練習ができない」と提言。しかし張本氏は「オールジャパンより自分と、自分たちのチームが一番大事。去年のWBCもそうでしょ。2試合だったらまだいいけど、5ゲーム、6ゲームもやったらクタクタになる。DeNAの筒香がだめになりました。ヤクルトの山田がだめになりました。広島の菊池もだめになりました。ちょっと考えてもらいたいですよ」と、昨季を例に挙げて熱弁を振るった。
関口が「では『あっぱれ』はあげられませんね?」と話すと、張本氏は「冗談じゃありません。邪道ですよ、これは!」と一喝した。
しかし試合内容については「日本のこの継投では打てないですよ。オールアメリカでも難しいかも分からない」と、6者連続三振を奪ったソフトバンク・千賀滉大投手らの好投をたたえていた。