巨人由伸監督 岡本に待望の一発「やっと出た。打てるバッターですから」
「オープン戦、ロッテ6-5巨人」(6日、ZOZOマリンスタジアム)
巨人・岡本和真内野手が、オープン戦4試合目にして待望の一発を放った。
八回、無死。カウント1-1から、ロッテ・永野が投じた139キロの低めボール気味の直球をすくい上げ、左翼席中段まで運んだ。強烈な一撃だったが、「アピールしないといけない。ホッとしていない」と表情を変えずにダイヤモンドを一周した。
この日は「6番一塁」でスタメン出場。ここまでのオープン戦3試合は9打数3安打、打率・333とまずまずの結果は出ていたものの、ようやく左方向へ強烈な打球をかっ飛ばした。
14年に智弁学園からドラフト1位で入団。和製大砲として期待されていたが、ルーキーイヤーに本塁打を放ってから伸び悩んでいる。オフには戦力外となった村田の背番号25を引き継ぎ、心機一転。今季はレギュラーとしての活躍を期待されており、「シーズンで打つために、1軍で開幕を迎えられるように」と、喜びに浸る様子はみじんも見せなかった。
一方、高橋監督は安どの表情をにじませた。期待を込め、出場機会を多く与えているだけに「やっと出た。打てるバッターですから」とうなずいた。