明徳義塾・市川2失点完投10K 阪神スカウト「球に力があった」
「練習試合、明徳義塾7-2聖カタリナ学園」(10日、明徳義塾グラウンド)
昨秋の明治神宮大会覇者でセンバツに出場する明徳義塾(高知)が10日、聖カタリナ学園(愛媛)とダブルヘッダーを行い、プロ注目の145キロ右腕・市川悠太投手(2年)が1試合目に先発し、5安打2失点、10奪三振で完投した。
対外試合解禁後の初戦。いきなり初回に4連打を浴びて2点を失ったが、「力みが取れてきた」という二回以降は本来の姿を取り戻した。この日の最速は142キロで、「二回からはキレが良かったね」と馬淵史郎監督(62)。視察に訪れた阪神・山本スカウトは「順調。球に力があった」と評価した。
冬場に体重が5キロアップし、変化球の球種も増えた。センバツ制覇を狙うエースは「真っすぐはまだまだ。課題を修正したい」と、大会本番へ気を引き締めた。