報徳学園・小園、乙訓との練習試合で2安打 TGスカウトも熱視線

 「高校野球・練習試合、報徳学園6-3乙訓」(11日、乙訓グラウンド)

 今秋ドラフト上位候補の報徳学園・小園海斗内野手(2年)が、阪神、巨人のスカウトが視察する前で2安打を放った。

 阪神の熊野スカウトは「去年から体が大きくなっている。足があるし、肩も強い。打撃はいいので心配していない。上位じゃないと獲れないでしょう。ずっとマークしていきます」と絶賛。期待が高いからこそ、「足が速いので、盗塁とか走塁にもっと意識をもってもらいたい」と奮起も促した。

 小園は「1番・遊撃」で先発。乙訓の好左腕・富山太樹投手(2年)から初回無死は右前打を放ち、二回1死一塁も完璧に捉えたライナーで中前打。対戦した富山を「1球で捉える力はすごい」とうならせた。

 昨年は2年生ながらU-18W杯の日本代表でレギュラーとして活躍し、世代屈指の野手として評価される遊撃手。昨秋からは食事量を増やし、体重は73キロから6キロ増の79キロとなった。お尻周りが大きくなり、以前より体がどっしりした。「センバツには出られないので、冬は成長して夏に勝てるようにやってきた」。成果は打撃以外にも現れていた。

 守備では難しい体勢から、強肩を生かした正確なスローイングを見せた。八回二死三塁では遊撃正面へのゴロで、一塁へヘッドスライディング。アウトになったが、左打者で4秒を切れば速いと言われる一塁到達タイムは3・85秒をマーク。走攻守でレベルの高い動きを披露した。

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