DeNAドラ5桜井 プロでも清宮K斬り ラミレス監督、粋な“演出”で対決実現
「オープン戦、日本ハム1-1DeNA」(11日、鎌ケ谷スタジアム)
プロで再戦しても、キラーは健在だった。DeNAのドラフト5位・桜井(日大三)が、またも“清宮斬り”を果たした。
六回から3番手で登板し、2死一、二塁で大田の場面。2ボールとするとベンチが敬遠を申告。球場が盛り上がる中、満塁で清宮を打席に迎えた。新人左腕はスライダー2球で追い込むと、3球目は外角直球で見逃し三振に仕留めた。
「清宮と桜井は高校時代にヒストリーがある」と言うラミレス監督の粋な“演出”で実現したプロ初対決。桜井は日大三時代の16年秋、東京大会決勝で早実・清宮から5打席連続三振を奪った。「スイングが全く変わっていた。次やったら打たれてしまうと感じました」と謙遜したが、プロに入っても抜群の相性は不変だった。
猛省も忘れなかった。1回を無失点ながら4与四球の乱調が、結果的にライバルとの対戦につながった。「本当はやりたくなかった。(清宮に打席が)回ってきたことが反省。反省は次に生かしたい」と桜井。注目を集めた再戦も糧に1軍生き残りを目指す。