日本ハム清宮、開幕1軍あきらめさせん 15日退院、17日にも練習再開
限局性腹膜炎を発症し、都内の病院に入院している日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が、早ければ17日にも鎌ケ谷の2軍施設で練習を再開する見通しであることが14日、分かった。目標の開幕1軍へ、可能性を信じて前に突き進んでいく。
赤く染まる敵地で戦うチーム本隊に、朗報が飛び込んできた。腹腔(ふくくう)内の一部に炎症が見られ、療養中の清宮が順調に回復している。重傷ではない見込みで、現状は手術も行わない予定。吉村GMは「(検査の)数値が下がってきているらしい。よくなっているという本人の話」と報告を明かした。
15日の退院は決定しており、慎重に状態を見極めながら「17日に鎌ケ谷で動き始める可能性はある」と吉村GM。それでも通常の食事ができない今は、点滴による栄養補給だけで体力の低下は確実。練習を始めても、実戦復帰までは時間を要する。やはり、開幕1軍スタートは厳しいか…。
栗山監督は「幸太郎に関してはビジョンを持っている」とはっきり口にした。「最後に決める。可能性がある限り最後まで探す」。まだ諦めない。全ては世界のホームランバッターに通じる道のり。今は回復を待ち、清宮のため、チームのために最適な判断を下す。