巨人・長野が逆転V弾“ライバル”陽に負けん OP戦1号!不振脱出へ待望の一撃

 「オープン戦、ソフトバンク2-4巨人」(15日、ヤフオクドーム)

 指揮官を納得させる待望の一撃が、ここぞの場面で飛び出した。1点を追う七回1死二塁。巨人・長野久義外野手がソフトバンクの新人サブマリン・高橋礼の低めカーブを鋭く振り抜き、左翼テラス席に運んだ。オープン戦1号2ランは逆転の一本となった。

 「ライナーバックを反省して寝ます」

 試合後、穏やかな表情で荷物を引き、足早にロッカーから出てきた背番号7。自身の打撃のことには一切触れず、二走として迎えた九回1死満塁で、大城の二直で二塁への帰塁が間に合わなかったプレーへの反省の弁のみを口にし、バスへと乗り込んだ。

 長くレギュラーを張ってきたが、今季は例外なく競争下に置かれてきた。キャンプ中から右翼のポジションを、昨季FA加入した陽岱鋼と争う構図で刺激を与えられているが、この日は“ライバル”の陽岱鋼とともに「7番・中堅」でスタメン出場。最高の場面で最高の結果をもたらした。

 ここまで、長野の状態を「まあまあじゃないですかね」としてきた高橋監督。この日は「いい一本も出た」と褒め「状態が上がってきたか」との問いには「まあ、そうですね」とうなずいた。開幕まで約2週間。一抹の不安を抱いてきた33歳の上昇気配に、その表情は柔らかかった。

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