巨人・由伸監督の秘策“変動方程式” 実績ある4投手を柔軟に運用へ

 巨人・高橋由伸監督(42)が16日、今季の勝利の方程式を“変動制”で運用するプランを明かした。マシソン、カミネロが健在で、昨季1軍登板のなかった沢村にメドが立ちつつある。さらには“世界一のクローザー”の上原が加入。実績十分な投手が4枚そろい、柔軟運用が可能な環境となった。

 「(後ろは)何枚いてもいい。状態次第では(順番を)変えられるよね。1年間ずっと調子がいい人はなかなかいないからね」

 8泊9日の遠征を終え帰京の途に就いた指揮官は、出発前の福岡空港で青写真を口にした。昨季は“七回の男”が定まらなかったが今季は違う。守護神は昨季29セーブのカミネロが基本線であることに変わりはない。ただ、登板過多や連投による疲労や、相手との相性などを考慮しながら、4人を生かし切る運用を模索していく。

 前夜は沢村が復帰後初めて回をまたぎ2回無失点。指揮官は「あれぐらい投げてくれたらいい」と合格点を与えた。上原は17日に3度目となるフリー打撃に登板し、順調なら20日の日本ハムとのオープン戦(東京ドーム)で、古巣復帰後初の実戦マウンドを踏む見込みだ。役者がそろうからこそ可能な“変動方程式”。終盤の戦いを、盤石にする。

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