「選抜高校野球・抽選会」（１６日、大阪・オーバルホール）

　第９０回記念選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が１６日、大阪市内で行われた。初出場の中央学院（千葉）が神宮王者へのリベンジに挑む。昨秋の神宮大会では明徳義塾に食らいついたが、あと一歩届かなかった。くじを引いた主将の池田翔捕手（３年）は「当たるべくして当たったのかな」と再戦に闘志を燃やした。

　相馬幸樹監督（３８）も「うれしいですね。ずっとテレビで見てきた監督さんと甲子園初戦でやれるというのは」と対戦を喜びつつ、「相手は（勝ったら）５０勝なんですが、こっちも勝ったら初勝利なんで。爪痕を残したい」と一歩も後に引くつもりはない。

　序盤で流れをつかめば勝機はある。池田は「準備段階から最初の『１』を大事にしていきたい」と決意。今秋のドラフト候補でもある二刀流・大谷拓海投手（３年）を軸に、初回からたたみかけて聖地１勝をもぎ取る。