ロッテ酒居、4回無失点で開幕ローテ入りアピール ドラ4菅野が猛打賞
「オープン戦、ロッテ3-5巨人」(18日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテの先発・酒居は4回を被安打3で無失点。ボールに力があり、制球もよく、走者を出しても安心できる投球だった。
前回登板の11日のソフトバンク戦(北九州)では4回を無失点ながら被安打5で与四球は4だった。
回をまたいで4連打されたが、3者連続で空振り三振を奪うなど評価がしづらかったが、キッチリ結果を出してきた。
打線は三回、先頭・平沢が左越えの二塁打で出塁すると、続く荻野が中前打で一、三塁。荻野の代走・岡田がすかさず二盗して二、三塁。1死後、中村が中犠飛で先制した。岡田は三進した。
井上が歩き、鈴木が右へタイムリー。一走・井上が三塁を陥れた。福浦は左飛で点には結びつかなかったが、「積極走塁」の方針が見えた攻撃だった。
また、スタメン出場のドラフト4位の菅野(日立製作所)が七回2死二塁で戸根から137キロのストレートを中越えの適時二塁打を放つなど、3安打の大活躍で開幕スタメンを猛アピールした。
巨人は、FA移籍の野上が先発し、6回を被安打6で1失点。ストレートが走り、変化球の切れもよく先発陣の一角へと視界良好だ。
打線では、期待の岡本がチームの全打点をたたき出した。五回、ロッテ2番手・土肥の136キロのストレートを左翼席へ運ぶ4号同点2ラン。さらに1点を追う九回2死満塁では、走者一掃となる逆転の二塁打を放ち、勝負強さも発揮した。