ロッテ・酒居、オープン戦11回無失点「自分の持ち味出していければ」
「オープン戦、ロッテ3-5巨人」(18日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテの先発・酒居がキッチリと結果を出した。4回を被安打3で無失点で抑えた。ストレートに威力があり、制球力もあった。なによりもテンポが良く、走者を出しても安心できた。
4日の日本ハム戦(札幌ドーム)では三回を被安打1で無失点。前回11日のソフトバンク戦(北九州)では4回を無失点ながら、被安打5で与四球は4だった。
この日は回をまたいで4連打されたが、3者連続で空振り三振を奪った。いいのか、それとも悪いのか。まさに“怪投”だったが、この日は快投に変えた。
「(前2回は)変化球が多かったので、きょうはいかに真っすぐで試合を作っていくかを課題にした」
下半身を使って腕を前で振る。開き気味の体を修正。この2点に留意したという。
球数は48。テンポの良さを証明する数字だ。物足りなかったのだろう。降板後はブルペンに向かった。
オープン戦では11回を無失点。ルーキーイヤーの昨年、5勝を挙げた右腕はさらに進化中だ。
「今後、調子を上げて長いイニングを投げたい。開幕まで自分の持ち味を出していければ」。酒居が表情を引き締めた。