膳所、データ分析アプリ起動せず…秀才軍団自作!自慢の武器が…

 第90回記念選抜高校野球大会(23日開幕)の甲子園練習が18日、スタートした。21世紀枠で初出場する膳所(滋賀)は、データ班が自作したアプリにアクシデントが生じて、第2日第3試合の2回戦で対戦する日本航空石川のデータチェックができなかったことを告白。初戦へ向けて思わぬ“足踏み”となったが、聖地では軽快な動きを見せた。

 秀才軍団に想定外の“難題”が降りかかった。プログラミングが得意な膳所のデータ班・野津風太さん(2年)はセンバツへ向けて、相手の打球傾向などをチェックできる自作の携帯電話用アプリを開発。日本航空石川の明治神宮大会2試合の映像を基にデータ入力し、選手は17日から各自の携帯電話で確認できるはずだった。

 だが、アプリに不具合が生じて17日は使用できなかった。上品充朗監督(48)は「どの方向へ飛ぶ確率が高いか分かるので、あれを基にミーティングをする予定だったんですが…」と苦笑い。この日の練習ではデータを基にした守備位置確認などはできなかった。

 それでも甲子園練習は滞りなく、メニューを消化した。監督、選手は3年前から毎年、甲子園練習を見学してきたこともあって、戸惑うことなくスムーズに進んだ。上品監督は「最初は緊張していたけど、よかったと思う」と納得の表情を見せ、球場のチェックは無事に完了した。

 アプリについては「修正に努力してくれているので、(試合までに)間に合うと信じるしかない」と祈るような表情を見せた。春夏通算6度目の甲子園で悲願の初勝利へ。秘密兵器の早期復旧が待たれる。

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