星野仙一さんお別れ会 金本監督「懐かしくてさみしい思い」
今年1月4日に急逝した阪神の元監督で、楽天球団副会長の星野仙一氏(享年70)のお別れの会が19日、都内のホテルで開催された。午前中にはセ・リーグの監督、コーチらが献花に参列。阪神・金本知憲監督(49)は「非常に懐かしいというか…。懐かしくてさみしい思いがありますね」と声を絞り出した。
「すごい男前の写真が飾ってありましてね。僕はタイガース時代の写真を。どうしても見てしまうので」。祭壇には中日、阪神、楽天で監督を務めた際のユニホーム姿の写真が飾られていた。同監督はしばらく写真を眺めながら、献花後に約5秒間、黙礼した。
「いつも思うんですけど、まずは安らかにね。ゆっくりしてくださいというのと、本当に優勝させてくださいというのを、それを心の中で叫んでいました」。亡き氏に願うように語りかけたことを明かした。
2002年オフに口説き落とされて阪神に入団。翌03年に2003年には監督、選手としてリーグ優勝を経験した。また、引退後の15年に阪神から監督要請を受けると、相談した同氏から背中を押されたことで、就任を決断したという。この日また、13年ぶりのリーグ優勝に向けて、指揮官は決意を新たにした。