楽天・三木谷オーナー、星野氏に謝辞「天国でゲキを飛ばして下さい」
阪神の元監督で、楽天球団副会長の星野仙一氏(享年70)のお別れの会が19日、都内のホテルで行われ、三木谷浩史(53)球団代表取締役兼オーナーが参列した。球界関係者、楽天選手らを含め1500人が出席したお別れ会では、時折、涙ぐみ声を詰まらせながら謝辞を述べた。
新規参入した2004年、大阪での後援会での初対面時の思い出を振り返り「『君みたいな若い人がプロ野球界に参入して新しい風を作れ』と背中をおさせ、参入に興味を示しました。もしかしたら、その時から楽天イーグルスとの縁があったのかもしれない」と涙ながらに話した。
2011年3月11日の東日本大震災を乗り越え、星野監督のもとでは13年には日本一を達成。「復興に大きな影響を与えるのでなく、プロ野球史に残る感動的な優勝になりました。常に野球界のことを考え、優しい心、夢を抱く大切さを多くの人の方に生き続けると思います。これからもファンはイーグルスを見る度に楽天イーグルスを思い出すでしょう。これからも天国でゲキを飛ばして下さい。本当に、ありがとうございました」と声を絞り出し、感謝の思いを述べた。