DeNAラミレス監督「阪神に負けたくない」 昨季本拠地で3勝8敗の大差負け越し
プロ野球のセ・リーグは19日、横浜市内で恒例の「セ・リーグファンミーティング2018」を開催。6球団監督によるトークバトルに参加したDeNAのアレックス・ラミレス監督(43)は、「絶対に負けたくないチーム」に昨季負け越した阪神を挙げ、集まった約3500人のファンの前で、20年ぶりのリーグ優勝へ“虎狩り”宣言を行った。
万感の秋を迎えるために避けては通れない敵-。6球団が一堂に会したトークバトル。「ここだけには絶対に負けたくない相手?」のテーマに、ラミレス監督は迷わず「阪神タイガース」と答えた。
「対戦成績が非常に悪かった。横浜でも甲子園でも、分が悪かった」と理由を説明。昨季の阪神戦は10勝14敗1分けと負け越し。特に38勝29敗4分けと強さを誇ったホームで、猛虎には3勝8敗1分けと屈辱的な大差での負け越しを許した。
20年ぶりのリーグ優勝、そして日本一を目標に掲げるDeNAにとって、打倒・猛虎は不可欠な要素。それだけに指揮官も阪神戦を強く意識している。
オープン戦の段階から阪神戦には「昨季の阪神は強かった。そういう意識をして戦うことになる」とし、さらに「今年のDeNAは違う。よりよい野球をするというメッセージを示したい」と、目標に掲げるスモールベースボールを見せつけることも宣言していた。
「(阪神を)倒さなければ優勝はできない」と燃えるラミレス監督。多くのファンが集まるハマスタで屈辱的な姿は見せられない。「われわれは最高のチームをシーズンに合わせて作り上げる」。まずは開幕前最後の対戦となる20日のオープン戦に勝利し、弾みをつける。