巨人が異例の“実戦” 神宮雨天中止で本拠で合同練習 岡本逆転弾でスタメン当確
「試合形式合同練習、ヤクルト3-5巨人」(21日、東京ドーム)
巨人が21日、東京ドームでヤクルトと試合形式の合同練習を行った。予定されていた神宮でのオープン戦が雨天中止に。距離の近い敵地から本拠地へ場所を移しての、異例の形で“実戦”が組まれた。
巨人側の迅速な対応で実現した。前日20日の天気予報で中止の可能性を考慮した球団は、東京ドームにこの日の使用状況を確認。使用可能だったため、中止の場合、まずは練習を行うことが決定。その後、ヤクルト側に合同練習の打診をし「ぜひ」と快諾を得たことから、NPBにもその旨を届け出た。無観客の東京ドーム。巨人先攻で9イニングを行った。
開幕が迫った中での貴重な“実戦”が失われず、さらには岡本が1点を追う九回の逆転3ランを含む、2打席連続弾をマーク。高橋監督は「変化球をきっちり捉えたというのは良かった」と高評価し、村田ヘッド兼バッテリーコーチは「監督が決めることだけど、(一塁は)打ちそうな方を使うと思うよ」と説明。阿部と争う一塁での開幕スタメンをほぼ当確とした。