オリックスT岡田、開幕スタメンはく奪も 福良監督通告…残り3戦結果残さなければ
オリックス・福良淳一監督(57)は21日、オープン戦無安打のT-岡田外野手(30)について、残り3試合で結果を残さなければ開幕スタメンから外す考えを明らかにした。
“競争”をテーマに掲げる指揮官にすれば、昨季、ソフトバンク・柳田と並んで日本選手最多の31本塁打を放ったT-岡田でさえも例外ではなかった。
右脇腹痛のためキャンプ中に2軍落ち。そのため、ここまでオープン戦は3試合に出場し10打席に立っただけで、いまだに快音は聞かれていない。一方で三塁は小谷野、中島の両ベテランが激しい定位置争いを繰り広げている。
指揮官は「最後まで決まらないと思う。(一塁の)T(-岡田)も含めてになるでしょう。3試合のうちに見せないと。勝つためにはいいものを使わないと。去年何本打ったかは関係ない」と突き放した。
この日の広島戦が雨天中止となったため、開幕までは23日からの阪神3連戦を残すのみ。場合によっては一、三塁、指名打者の三つの席を両ベテランとマレーロが占める可能性も出てきた。
T-岡田はこの日、早出で特打。昨季開幕時に試したバスターの形から打ち出す“てんびん打法”も試した。「やるべきことをしっかりやるだけです」と悲愴(ひそう)感を漂わせた。結果を残すしかない。