国学院栃木 背番号17毛塚が決勝の2点三塁打
「選抜高校野球・1回戦、国学院栃木3-2英明」(23日、甲子園球場)
国学院栃木(栃木)は初回、1死一塁で青木寿修外野手(3年)が右前打を放つと、相手守備のエラーも絡んで、一塁走者が返り先制。三回には2死一、二塁から毛塚大陽外野手(3年)の中越え三塁打で2点を奪った。
背番号「17」の毛塚は「自分が打って走者を返してやろうと打席に入った」と快打を振り返った。2年秋のベンチ入り以来、背番号はずっと2桁だが、今年3月に入ってからの練習試合で結果を残し、甲子園では5番・右翼で先発出場をつかんだ。「背番号は2桁ですが、自分は控え選手の気持ちではなく1桁の気持ちでいってる」と強気は崩さない。
試合は3-0の四回に先発・水沢龍太朗投手(3年)が3四球と2安打で2点を奪われると、2番手の左腕・渡辺匠投手(3年)にスイッチ。渡辺は1死満塁のピンチを二ゴ併殺で切り抜けた。七回からは左腕・宮海土投手(3年)が締めた。投手3本柱が機能し、初戦突破を果たした。
栃木県勢はセンバツ通算40勝目となった。