オリックス・西 プロ10年目初の開幕投手が決定 福良監督明言

 「オープン戦、オリックス3-1阪神」(23日、京セラドーム大阪)

 自信に満ちていた。10年目で自身初となる開幕マウンドへ視界は良好だ。「早く開幕したいなと。結果として出ていたので、継続できるように」。オリックス・先発の西が6回を3安打1失点。オープン戦4試合目にして初失点。それがかえって、好調さを際立たせた。

 スタートだけだった。初回に糸井と糸原の連打で先制点を献上。それでも二回からの4イニングは無安打投球。「首振りのサインはありましたが、(意見違いで)首を振っていない」。捕手・伊藤と意思疎通を図れたことも収穫だ。

 正式に開幕投手を告げられたのは3日のDeNA戦後。「(福良監督から)『先陣を切って引っ張ってくれ』と(言われた)」。ただ、心に生えた思いは大役を託されたことより、ローテを任された安堵(あんど)感の方が強かった。

 昨年8月22日の日本ハム戦で打球を受け左手首骨折。「骨折したのでローテに入れた安心感がでかかった」。シーズンを全うできなかった屈辱は自らの投球で晴らしていく。

 心配する必要もない。福良監督は「開幕?西です」と初めて明言。さらに「気持ちよく入っていけるんじゃないですか」と信頼を置く。「チームのために腕を振っていきたい」と西。まずは任されたシーズン初戦のマウンドで、これまでの思いをぶつけていく。

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