日本航空石川、データ野球の膳所を圧倒

6回日本航空石川無死一塁、右翼線に適時二塁打を放つ日本航空石川・上田。投手は膳所・手塚=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「選抜高校野球・2回戦、日本航空石川10-0膳所」(24日、甲子園球場)

 北信越王者の日本航空石川が21世紀枠の膳所を下し、センバツ初出場で初勝利を飾った。

 四回、プロ注目の4番上田優弥外野手(3年)の適時二塁打で先制。五回も上田の適時二塁打などで2点を加え、リードを広げた。

 投げては先発の重吉翼投手(2年)が、7回4安打無失点。八回からは左腕の杉本壮志投手(2年)、九回は背番号1の大橋修人投手(3年)が登板し、継投で無失点に抑え込んだ。

 全国屈指の進学校でもある膳所は、データ野球で対抗。チームに常設している「データ班」の指示から積極的な守備シフトを敷くなど、随所に持ち味を発揮したが、徐々に力の差を見せつけられた。

 攻撃では一回、2死満塁で無得点。九回も2死一、二塁で一本が出ず、4安打で零封負けを喫した。

 日本航空石川の中村隆監督は「序盤、相手のエースピッチャーに抑え込まれ、一番嫌な流れになったが、3番、4番が流れを作ってくれてホッとした。次も強敵で神宮のチャンピオンか、関東のチャンピオン。間が空くので、次戦に向けて調整したい」とコメント。3回戦では、明徳義塾と中央学院の勝者と対戦する。

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