DeNA井納、今季は“七回の男”「先発のプライドを捨てて中継ぎに徹する」
「オープン戦、DeNA-西武」(25日、横浜スタジアム)
DeNA・井納翔一投手が、今季は中継ぎに転向することが決まった。オープン戦・西武戦前にアレックス・ラミレス監督が明かした。
練習前にラミレス監督は井納と会談。「井納には今年は勝ちパターンのリリーフで起用すると伝えた。彼はポテンシャルも高いので、彼がリリーフに回ることでチームの勝利に貢献してもらえると思う」と説明した。
井納は昨季も先発ローテの一角として、今永とともに規定投球回をクリア。だが6勝10敗、防御率3・82と不本意な結果に終わっていた。指揮官は「直近3年間の成績を見ると、負け数が勝ち数をはるかに上回っている。先発より、リリーフで1イニングを抑えた方がチームの勝利に貢献できると思った」と決断までの経緯を語った。
DeNAは昨季は3位でCSに進出し、日本シリーズ進出を果たしたが、今季の20年ぶりの優勝へ向けて、リリーフ陣強化は課題の1つだった。井納はパットン、山崎につなぐ“七回の男”を任せられる予定。井納は「先発のプライドを捨てて中継ぎに徹する。後先を考えず打者一人一人を抑えていきたい」と話した。