智弁和歌山・高嶋監督65勝目 名将そろって勝利、馬淵監督に「しぶといですね」
「選抜高校野球・2回戦、智弁和歌山4-2富山商」(25日、甲子園球場)
智弁和歌山が7年ぶりセンバツ勝利を決めた。これで高嶋仁監督は甲子園65勝目。「選手が一生懸命やってきてくれたたまもの」と話した。
試合ではエース・平田がウイルス性胃腸炎の影響で欠場。その中、背番号「11」の小堀が先発で4回2/3を4安打2失点。2番手で登板した池田が4回1/3を無失点の好投で相手打線を封じた。
打線は2-2の同点で迎えた八回2死一、二塁から好投を見せていた池田が中前適時打。相手守備の乱れもあり、2人が生還して2点を勝ち越した。打席に入る前には高嶋監督が池田に「ミートせい。当てたら何とかなるやろ」と助言。ミート打撃を心がけての打撃だった。
この日の第1試合では馬淵監督率いる明徳義塾がサヨナラ勝利。高嶋監督は室内練習場のテレビモニターで試合の行方を見届けていたという。
馬淵監督とは甲子園を共に沸かせてきた名将同士。2死からのサヨナラ劇を見せた明徳義塾の戦いぶりに「しぶといですね。2アウトからですからね」と話していた。