中日・松坂ノルマクリア5回93球3失点 回復具合を見ながら最短で4・4G戦へ
「オープン戦、中日2-7ロッテ」(25日、ナゴヤドーム)
ノルマはクリアした。中日・松坂が5回で移籍後最多の93球を投じた。6安打3失点とロッテ打線につかまったが、何より長いイニングを投げられたことが収穫だった。
「スッキリ抑えたいと思っていた。できなくて残念だったけど、予定通り5イニング、100球前後投げられたことは良かった」
直球中心に抑えるプラン通りとはいかなかった。立ち上がりからスライダーなど変化球主体で打ち取る。四回に連打でチャンスを広げられ、1死二、三塁で鈴木に2点二塁打、2死二塁でも福浦に左越え適時打を許した。
「もう少し粘れたと思う」。走者を背負ったクイックでの投球では、足より先に腕が動く西武時代からの癖を見抜かれた。四回に修正したが、5度走られ、3盗塁を許した。
開幕ローテは小笠原、ジー、柳、笠原が有力。鈴木翔、ガルシアも順調に仕上がっている。松坂については26日以降、肩、肘など体の回復具合を見ながら、最短で本拠地開幕カードとなる4月4日の巨人戦(ナゴヤドーム)に向かう。
ただ、19日のファンミーティングで森監督は松坂の公式戦デビューについて「その次の週までも、と考えている」と話している。この日も「いくつかの案は考えている」と話すにとどめた。