伊万里ナイン、大阪桐蔭の実力に驚く 先発山口修「とにかくすごかった…」

大阪桐蔭に敗れたが、すがすがしい表情でスタンドへあいさつに向かう伊万里ナイン=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「選抜高校野球・2回戦、大阪桐蔭14-2伊万里」(26日、甲子園球場)

 21世紀枠で出場した伊万里ナインは、昨春の王者・大阪桐蔭の実力に驚いた。

 先発した山口修司投手は初回に5点を奪われるなど8回151球を投げ20安打14失点(自責点10)だった。プロ注目の好打者・根尾昂内野手、藤原恭大外野手の名前を挙げ「とにかくすごかった。スイングスピードが速くてどんな球にもしっかりバットの芯に当ててくる」と振り返った。

 リードした梶山勇人捕手は、マスク越しに風を切る音が聞こえたという。「ブンっていう音です。根尾のフルスイングは、当たったらどこまで打球が飛んで行くんだろうと思いました」。

 初出場の甲子園で、春連覇を狙う強豪校と戦った。敗れはしたものの、選手たちにとってはかけがえのない大きな経験になった。吉原彰宏監督が言う。「大阪桐蔭はすきがないチームで、守っているときは追い詰められている感じがあった。でも初回にヒットを打つことができてノーヒットノーランがなくなった。試合の中で1つずつ設定をクリアしていったと思うし、9回を必死に戦うというのはできた。全国のトップレベルと対戦をさせてもらい、精神的な部分でも今後の役に立つはず。目線(選手それぞれが目指す目標)も1つ上がる」と話した。

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