日本ハムのドラフト１位・清宮幸太郎内野手（１８）＝早実＝が２６日、緊急入院中に体重が８キロ減っていたことを明かした。「せっかく減ったんで良い増やし方をしたい」と超ポジティブ思考で戦列復帰を目指す。

　意外な告白だった。これまで入院中の体重減は球団のトレーナーが５～６キロとしてきた。練習再開２日目となった清宮は少し照れくさそうに「８キロ減りました」。入院中は点滴生活が続いたため、１０３キロあった体重は９５キロに。再び体をつくり直せると前向きにとらえるとともに「キレが出るんじゃないですかね」と笑顔。オープン戦ではプロの変化球に翻弄（ほんろう）され無安打に終わっただけにキレを増した新ボディーを築き、対応力を上げる。

　食事については内臓に負担をかけないように揚げ物は控えているが、それ以外は制限はない。ただ「一度に多く食べるのは怖い」と急激な体重増は避け、バランス良い食生活を心掛けている。この日はウオーキング後、体幹トレと素振り４０スイングをこなした。「気持ち良かったです」。４月６日のイースタン・巨人戦（ジャイアンツ球場）での復帰へ向け地道に進んでいく。