伊万里サングラス捕手・梶山2安打 目の病気に負けず
「選抜高校野球・2回戦、大阪桐蔭14-2伊万里」(26日、甲子園球)
21世紀枠出場の伊万里(佐賀)が意地を見せた。大阪桐蔭に14点差をつけられた伊万里は、終盤の八、九回に1点ずつを奪取。21世紀枠の他の2校、由利工と膳所はともに無得点で敗退したが、しぶとい打線は計7安打を放って完封負けを免れた。
紫外線を浴びすぎると視力が低下する目の病気「翼状片」のためサングラスをかけてプレーする4番・梶山勇人捕手(3年)は4打数2安打。ただ捕手としてはエース・山口修司投手(3年)を助けられず「うまく配球できなかった。どこに投げても打たれた」と唇をかんだ。
アルプス席には地元からバス20台などで約3500人が集結した。梶山は「夏、ここに戻ってくることが恩返しになると思う」と前を向いた。