高知の“主将”島内が背番号のないユニホームでベンチ入り
「選抜高校野球・2回戦、明秀学園日立10-1高知」(27日、甲子園球場)
14日の練習試合で左足首を骨折した高知の主将、島内(しまのうち)優成捕手(3年)が記録員としてベンチ入りした。島内は14日に高知市内で行った練習試合で三塁へスライディングした際に左足首を骨折。チームが高知を離れた後の17日に手術し、22日に退院。全治2カ月と診断され、センバツ出場は断念した。
島田達二監督は「主将だし、精神的な柱でもある。一緒に戦うという意味」と記録員としての起用を決め、島内はユニホーム姿でベンチ入り。記録員は制服姿が多いが、規定では「制服」「ユニホーム」「学校ジャージー」であればよいとされている。
スタメンマスクは、中学時代に捕手の経験がある遊撃レギュラーの中畑隆之介内野手(3年)がかぶった。中畑は主将としても登録されている。試合前、島内は「(サインに)迷ったらこっちを見ろと伝えている」と話し、背番号のないユニホーム姿で“主将”としてともに戦っている。