高校通算46発ドラフト候補・東海大相模の森下“マルチ”な聖地デビュー
「選抜高校野球・2回戦、東海大相模12-3聖光学院」(27日、甲子園球場)
高校通算46本塁打を誇る東海大相模の森下は大舞台にも落ち着いていた。四回先頭の第3打席で三遊間を破った。前の打席で変化球を強振し、一邪飛。「修正できた」と打撃のズレにすぐさま対応した。
六回の第4打席では鋭い打球で中前へ運ぶと二盗にも成功。阪神・吉野スカウトは「積極的に先の塁、先の塁を狙う姿勢が良かった」とアグレッシブな走塁を評価した。
悪天候のため20日の甲子園練習は室内練習場での調整となり、事前に雰囲気を体感できなかった。本番で初めて外野の芝生でプレーしたが「右中間と左中間がちょっと広いかなと思ったけど、普通にできた」と冷静。浮足立たずに集中できた。
初日、初球など日ごろから「1」という数字にこだわって試合に臨む森下。平常心でチームの1勝に貢献した男には次戦、甲子園1号の期待が高まる。