近江・金城号泣「甘さが出た」15年ぶり8強逃す
「選抜高校野球・3回戦、星稜4-3近江」(31日、甲子園球場)
涙が止まらなかった。近江(滋賀)は延長十回2死走者なしからサヨナラ負け。金城登耶投手(3年)は、延長十回2死一塁で奥川に許した一打に「追い込みながら失投した。最後に自分の甘さが出た」。三塁アルプス席へのあいさつ後から号泣し、仲間に肩を抱えられてベンチへ戻った。
先発・林優樹投手(2年)は五回まで好投しながら、3点リードの六回に4連打などで同点を許した。新チームから2人のリレーで勝ち上がってきたが、この日はともに失点。03年以来15年ぶりの8強を逃し、多賀章仁監督(59)は「継投のタイミングを誤った」と選手をかばった。