巨人・岡本、逆転V弾 高橋監督絶賛「見事なホームラン」

 「巨人3-2阪神」(1日、東京ドーム)

 2日連続で虎党の勝利の希望を一振りで砕いた。2点ビハインドの四回1死二、三塁。巨人・岡本は秋山の初球140キロを迷いなく振り抜き、打球は大きな放物線を描き左翼席に着弾した。「走者をかえそうと思って打席に入ったので、良い結果が出て良かった」。逆転V弾に表情を緩めた。

 2戦で8打点。昨季の先発6番の打点が打順別では下から3番目となる43打点と、課題の1つだった中軸直後の位置で、打点を量産した。自身の昨季との違いを問われ「分からないですけど…、分からないです」と戸惑う21歳に、高橋監督は「見事なホームラン」と声を弾ませた。

 殊勲は岡本だが、流れを変えたのは動いた指揮官だった。逆転直前の四回の守り。無死一塁での大山の遊ゴロで、二塁封殺後の一塁転送がセーフの判定。内野陣のアピールもあり「思い切って行きました」とリクエストを行使。映像でも一塁転送の方が早く、判定が覆って併殺完成。ドームの空気が変わった直後の逆転弾だった。

 開幕戦こそ落としたが、連日の逆転勝利でカード勝ち越し発進を決めた。岡本も指揮官も「いいスタートが切れた」と口をそろえた。積極的に動く指揮官と、それに応える選手。一体感が前面に出ての虎連倒で、V奪回へ順調に船出した。

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