日本航空石川、自慢の攻撃野球封じられ…4強入り逃す
「選抜高校野球・準々決勝、東海大相模3-1日本航空石川」(1日、甲子園球場)
強力打線が5安打1得点に封じられた。力投していた先発の杉本壮志投手(3年)を援護し切れず、日本航空石川は県勢初の4強入りを逃した。
「粘り合いに負けた。悔しい」と中村隆監督(33)。明徳義塾との3回戦で劇的な逆転サヨナラ弾を放った3番・原田竜聖外野手(3年)は3打数無安打に終わり「チャンスで打ち損じた。悔しい」と反省。主砲の4番・上田優弥外野手(3年)も「連打が出なかった」と悔やんだ。
バントをほとんど使わない攻撃野球で強豪校と接戦を演じ、初出場で2勝。自信をつかんだと同時に課題も浮かび上がった。「全国の上位の投手を打てなかった。まだまだ打撃を磨かないといけない」と中村監督。夏に向け、さらなるパワーアップを誓った。